コタンクルカムイ

コタンクルカムイ。かつてアイヌの人びとはシマフクロウの事を村の守り神と呼んだ。

シマフクロウは日本で最も絶滅の危機に瀕している生き物のひとつである。森林伐採による巣穴となる大樹の減少や河川改修による餌場への影響など人為的な問題によりその生息数を減らして来た。それでも関係機関の努力により、2018年現在、かつての2倍以上の165羽まで回復したとされる。そしてその半数が知床半島に生息している。

北海道における生物多様性、自然環境のバロメーターとも言えるシマフクロウ、その未来が明るいことを望みたい。

霧の知床峠にて

連日の晴天でとても暑かった7月末の知床ですが、8月に入り夕方は少し涼しくなりました。するとこのところ姿を潜めていたヒグマが動き始めたようです。夕方、霧の知床峠で一頭のクマに出会いました。そのクマは痩せた体で軽々とガードロープを乗り越え、霧の谷間へ消えて行きました。

夏はヒグマたちにとって食べ物が少ない厳しい季節です。アリや小さな虫などを食べて飢えをしのぎます。お盆を過ぎるとカラフトマスが遡上し、9月になればヤマブドウが実をつけます。それまでの辛坊です。